【実体験】乳がん治療 抗がん剤の副作用って実際どう?【アラフィフ乳がんサバイバー】

乳がん闘病記

左胸にしこりを感じ、1ヶ月放置後病院へ…乳がんと宣告され治療を開始しました。

私の乳がんの種類は HER2型(ER陰性・HER2陽性、)全体の約15%で、

がん遺伝子(HER2)により細胞分裂が盛んに行われており、

がんの増殖が速いのが特徴です。

手術の前に抗がん剤投与をして、がんを小さく(なくなるレベル)にしてから手術を行う治療順となります。

この記事では、抗がん剤の副作用についての経験談を書いてみたいと思います。

抗がん剤の副作用って 吐き気でしょ

抗がん剤治療って聞くと

不安な人
不安な人

入院して点滴するの?

と思われるかもしれませんが

まきろん
まきろん

今は、外来通院で行うのが一般的だよ

以前のドラマなどで見る抗がん剤のイメージとは随分違うよ

抗がん剤といえば副作用が辛いものというイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

つまりがん細胞をやっつける効果をもつ抗がん剤は、正常な細胞も攻撃するため副作用には注意が必要です。

しかし安心してください!現在は、副作用を予防したり、上手くコントロールする手段がかなり増えています。

通常、抗がん剤の副作用のイメージとして高いものに『吐き気』がありますが、投与前に吐き気を強力に

予防できる薬(制吐剤)を使うので、実際私は一度も吐き気を感じたことがありませんでした。

これは本当にありがたかったです。

その結果、抗がん剤=吐き気と怯えていましたが、これがなく辛い思いをしませんでした。(それほど痩せもしませんでしたが 笑)

抗がん剤の副作用って 脱毛するんだよね

次に、抗がん剤の副作用といえば脱毛を想像されるのではないでしょうか?

これについては、ほぼ確実に副作用として表れます。

私の場合も、抗がん剤投与後10日頃から抜け始めました。

それも抜けるではなく、まさに毛が取れる!といった感じでしょうか!

髪に手をやるだけで手の平いっぱいの髪が抜ける(取れる)という状態が始まりました。

それは日に日に酷くなり、どんどん毛が抜けていく状態。

お風呂に入った後は、お掃除が大変でした。

入浴後の浴室はハリネズミ1匹分くらいの塊に抜け毛がなります。写真をご覧ください。

当然抜け毛が大量なので、見た目も落武者のような感じに…

毛も抜け続けて部屋中毛だらけになるので、いっそのことバリカンを購入し剃ることにしました。

娘に剃ってもらいました。意外と頭の形がよかったみたい。

剃ったら抜け毛がなくなり、とても楽になりました。

抜け毛が始まったら、早めに剃るのがオススメです。

結果、髪の毛だけでなく毛という毛がなくなるので、全身ツルツルに

眉毛もまつ毛も鼻毛も無くなりました。

まつ毛がないと目を瞑った際に瞼がぴったりくっついて、開けにくかったり、

鼻毛がないと鼻水が、鼻血のように流れ出てびっくりしたり、耳毛がないと

頭からお湯をかけた際に、耳に水が入りやすかったり、と今まで感じていなかった

不便さが表れ、毛にも役割あったのね〜、て感じました。

実は私が一番困った副作用は

私が一番困った副作用は、便秘です。

もう今まで経験したことのないほどの便秘になりました。

出産後も便秘で困ったことがあったのですが、それとは比べ物にならない程酷かったです。

もちろんもらっている便秘薬も飲んでいたのですが、それでも効かず、泣きながら

ドラッグストアに浣腸を買いに行くほどの酷さでした。それでも1回では出ないことがあったりと

本当に悩まされました。

便を柔らかくする薬(マグミット)は必ず飲まないと大変な思いをしました。

ということで、抗がん剤治療中は今までの人生で一番排便のことを考えていた時期かもしれません 笑

抗がん剤の副作用って 味覚障害もあるの?

抗がん剤の副作用のイメージで、味覚障害を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

私の場合、2021年9月末から治療を開始し、2ヶ月強は味覚障害を感じず、食事も美味しく

いただくことができました。

が、しばらくして味覚障害が始まりました。

味がしないのではなく、強いていえば苦いのです!

何を食べても苦い!食べてないときも変な味がする…

唯一普通に食べられるのは、甘いものでした。

食いしん坊の私には、味覚障害もなかなか辛い副作用といえます。

抗がん剤治療を終えてしばらくは残っていましたが、徐々に薄れていきました。

味覚障害があるときは、栄養バランスというよりも食べれるものを口にするのが

良いと思います。例えばこんにゃくゼリーやガムを噛んだりするのは大丈夫だったので、

それで生きていた日もありました。

抗がん剤の副作用って 体がだるくて寝込むんでは?

抗がん剤の副作用のイメージにとにかく体がだるくて寝込むような姿を想像されるでしょうか?

私は、そういうことはほとんどなかったですが、なんとなくだるくて1日ソファーでゴロゴロと

していた日ももちろんあります。

抗がん剤を打った日は、眠気がすごく帰宅後すぐ寝て夜も寝る、という感じでした。

翌日は通常に戻ります。

後は、ホットフラッシュでしょうか。突然かぁーーーっと暑くなり汗をかく(冬でも)状態

になり動悸がする、ということもありました。

自覚はないけど肝機能障害も現れる?

私は乳がん発覚前、ほぼ毎日晩酌をしていました。

特に肝臓に悪いところがあったわけではありませんが、抗がん剤治療をするようになって

ALTの数値が高くなって【1番高い時で102 (基準値が7〜23)】肝臓に負担がかかっているのが

明らかでした。

特に禁酒を言われた訳ではありませんが、さすがにこの数値を見せられると、飲む気にはならず

自然と禁酒しましたね。

抗がん剤をやめた後は、正常値に戻ってきたので、やはり肝臓には相当負担があるようです。

まとめ

抗がん剤治療は大変時間もかかります。

ですが、副作用を抑えるいい薬が処方されるので、思ったほど辛くはなかったです。

脱毛は全身ツルツルレベルで起こりますが、それはそれで新しい発見です。

逆にムダ毛の処理も洗髪もなくなるので、入浴もお風呂から出た後もあっという間です 笑

便秘には悩まされるので、水分をしっかり摂って、自分の排便状況をよく理解して

適時に薬も使って対処するべきかと思います。

食事も、味覚障害が始まったら、食べられそうなものを口にするのが良いかと思います。

とにかく無理はせずに、体調に気をつけて生活すれば通常の生活は問題なく行えます。

遊びに行くのも大丈夫ですよ。

今はいい薬が沢山あり、治療法も日々よくなっています。

副作用は、あくまでも人それぞれです。

治療法も副作用も各々違ってきますが、私の場合の記録が何かの参考になれば幸いです。

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